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【名無し】 さんありがとうございます!

[投稿日時]
2014年10月15日 22時22分55秒
■体験談

しょぼい話ですがややオカルト気味な話ですので苦手な人は避けてください


まだガソリンも安くて友人Yが免許取り立てだった頃の話です
私は随分前に免許を持っていたので初心者のYと会社が終わった後よくドライブに出掛けていました
運転の練習も予てたので車通りの多い道は私が、車やカーブの少ない道はYが運転を交換して練習を予てのドライブでした
その日は仕事が押して集合自体が遅かったので2人で練習の後食事をして帰ったので帰りは12時近くになり田舎なものでこの時間になるとどの道も車通りが少なくなるのでYに運転を任せて帰る事にしました



途中、「幽霊が出る」と地元では大変有名な峠道があるのですがそこが私とYのアパートへの最短距離だったので通る事にしました。といっても男2人ですし今更幽霊が怖いという歳でも無かったので2人で「ココ出るらしいよ」「こえーw」とか言いながら入ったのを覚えています。
この道は周りに民家がないため人通り自体が少なく、街灯も殆どないため夜中に人が歩いているなどほぼ皆無、車とすれ違う事があるかないかという寂しい道でした
自分の車のヘッドライトだけを見ながらYと他愛も無い会話をしてたのですが脇道へ繫がる丁字路に見覚えの無い石碑が見えました。大きな石に何かが彫り込まれていたのですが暗い夜道ではその文字を読む事は出来ませんでした
それでも何と書いてあるのか異常に気になって目を凝らしているとそのすぐ横に老婆は座ってるのに気付いたのです。心臓が止まりそうになりました。丁度石碑と私、様は私と老婆が一番近くなって初めて老婆の存在に気がついたのです。老婆はその石碑にもたれ掛かる様に車道からは半分かくれてうつむいて座っていました

Yは全く気付いていないようでした。というより運転に集中していたので道以外を見ていないようで
会話が途切れた事に「どうしたー?幽霊見えた?」と笑いながら聞いてきました
今ここで言っても無駄に怖がらせるだけだと思ったのでその日は何も言わず帰りました

次の運転練習の日
その日は私が休みだったので早い時間から運転の練習をする事ができたので思い切って前回の夜道で見た事をYに打ち明けました。やはり「そんなものあった?気のせいじゃない?」という反応でした。
まぁ、後々考えると老婆を見たのもすれ違う一瞬でしたし石碑に隠れていたのでもしかしたら引っかかった布を見違えたのかもしれないと私も思い始めました
でもYは少し考え込んだ様子で「でもやっぱりそれはおかしいよ。人が隠れる程大きい石碑は見逃さないよ」と言い出しました。Yの「気のせい」は老婆ではなく石碑を見た事で何度その特徴を説明しても見た覚えが無いと言うのです
私もいよいよ怖くなりまだ時間も早いのでもう一度あの道を通ってみようという話になりました

例の道に入り以前通った通りに進み大きな木を横切り開けた先に
大きな石碑はありませんでした。石碑も老婆も私の見間違いだったのです

ただ、そこには同じく脇道もありませんでした。あるはずがないんです。その先は切り立った崖だったのですから
草が生い茂っていたので見えなかったのですが老婆は座っていたはずの石碑の台座はその道の向こう、もし有るとするなら崖の上に浮いていないとありえない場所でした。血の気が引きました
その後、私はこの道を通るのをやめました。その後周辺地域の統廃合があり今はあの道はもう存在しません。あの日私が見たものはなんだったのでしょうか


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1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2014年10月16日 10:56 ID:kijyomatome1