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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時]
2015年01月23日 13:39
■体験談
のら猫が我が家に幸せを持って来た話。
私がまだ中3で妹が中1の時、夜中に妹にたたき起こされた。「ヴォねえぢゃ~ん、なにががヴぉじいれにびるよ~(何かが押入れにいるよ)ごわいよ~」妹は超ビビリ。涙・鼻水でデロデロのお前の顔の方がよっぽど怖いわと無視して寝ようとしたが、確かに押入れから微かに「う~ん」と言う声がする。意を決して押入れを開けた。そこには…今まさに子を産もうとしている猫がいた。(猫は近所の顔見知りの野良猫)
予想もしてない事でしばし2人ボー然。体から足らしきものが2センチ程出てる。でも暫く見てると、それ以上なかなか出てこない。もしかして難産?母猫はいきんでるけど苦しそう。どうしよう…と思ってたらいきなり横から妹の手が出てきて赤ちゃん猫の足をひっぱりお産の手伝い。なんとか赤ちゃん猫を産ませることに成功。妹はタオルで赤ちゃん猫を拭いて母猫のお腹に置く。ぐったりしてた母猫もわが子に気付くと舐めてお乳を吸わせる。さあ次だと見守ってたが、結局その子1匹しか出て来なかった。
 



あくる朝、我が家は大騒ぎ。潔癖症気味の母は今すぐ捨てて来いと喚いてたが、妹の「○んだら化けてでてくるかもよ」の一言でトーンダウン。(母もビビリ)貰い手が見つかるまでの間、飼ってもいい、という事になった。当然我々姉妹は貰い手を探すふりして飼いつづける作戦。(父はどっちでもいいスタンス)
最初は渋ってた母も、子猫の可愛さにすっかり骨抜き。しかも今まで悩まされていた鼠による騒音問題も解決、さらに猫信奉者と化す。もううちのコにしようと言いだし、我々姉妹はハイタッチ。親子猫は晴れて家族の一員になった。
妹は「私、獣医になる」と言いだし、勉強を真面目にするようになった。それまでは後ろから数えた方が早かった成績がぐんぐん上がってトップとまでは行かないけれど、常に上位をキープする優等生になり、本当に獣医になって今知り合いの動物病院に勤務中。そのうち独立するそうだ。
母はそれまでは些細なことでよくヒスを起こして家族とケンカするホント困った人だったが、猫と接することが心に安定をもたらしたのか、すっかり性格が丸くなってヒスを起こす事がほとんどなくなった。
 
父は母のヒスで悩んでいたけど(離婚も考えてたらしい)、すっかり落ち着いた母の変わりように喜んでた。時々2人いちゃついているのを目撃、そのうち弟妹が増えるのではと一時マジで妹と心配してた。
私は猫好きの集まりで主人と知り合い結婚。子供と猫に囲まれて幸せ♡

あの時の母猫は元々野良だったけど、家族の一員になったらまるで生まれた時からここに居るみたいにどっしりと振る舞ってた。時々ネズミ等のお土産を下さり、我々をパニックに陥れてくださったのはいい思い出。
あの時生まれた子猫は十数年経った今もまだ健在。今は実家の主として、下僕となった両親の心をを支えている。母は猫の長生きギネス記録に挑戦だ、と言ってるけど、頑張って目指してほしい、お互いに。


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1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2015年01月26日 16:24 ID:kijyomatome1