式から3ヶ月ほどたった頃、A男から「週末に遊ばない？」と電話が来た。
A男がA嫁と付き合うようになってから、休日に遊ぶ事はなく年に1、2回平日の夜に飲むくらい。
珍しいなと思って「いいけど、A嫁ちゃんは？一緒に遊ぶの？」と聞いたら「俺を置いて旅行に行った」と。

聞くとA嫁は式の前に寿退社する予定だったのに、引き止められて辞められなかった。
結婚式や引っ越しで大忙しだったのが、やっと後任の人も見つかり引き継ぎ終わって無事退社。
その記念に、A男を置いて親友と一緒に海外旅行に行っちゃったんだと

ちょうどその頃B子が彼氏と同棲をはじめて、「遊びにおいでよ」と誘われていた。
どうせならB子の新居に行っちゃわない？と誘ってB子からもOK出たんで、一緒に遊びに行く事になった。
B子「手料理をごちそうするよ！」
私「じゃあお酒とデザート持ってく！」
B子たちの婚約のお祝いも兼ねて、A男と一緒にデパ地下でけっこう高めのワインやチーズやケーキを買い込んで、
ついでに小さな花束も買ってお土産に持って行った。
その日はB子彼やB子妹も含めて5人で飲んだり食べたりゲームしたりで、盛り上がった。

それから2週間くらい経った頃、慌てたA男から電話かかって来て衝撃の話を聞かされた

「自分が浮気をしているとの噂がA嫁友人の間で流れている」
「浮気相手は私子ということになってる」
「違う事を証明したいんだけどどうすればいいだろう」

私もビックリしたけどA男はもっとアワアワして会話にならないので、A嫁に代わってもらって話を聞いた
「新婚なのにA男が浮気してる」
「相手は結婚式のとき新郎友人席にいた私子さんらしい」
「私子と一緒にマンションに入って行った」
という結構具体的な噂がA嫁友人達の間で広まっていたらしい。
噂が広まりきってからA嫁親友の耳に入り、そっからA嫁に伝わった
A嫁「貴方が私子さんと浮気してるって噂があるんだけど心当たりある？」
A男「無い！無い！絶対無い！」
で、パニクったA男が電話かけてきたというわけ

A嫁抜きでA男と会ったのは、ここ最近ではB子の家に行った時だけ
確かに一緒にB子の家に遊びに行ったけど、やましい事は何も無いですよと説明した。
A男ももともと「A嫁ちゃんがいなくて寂しかったから私子達と遊んだんだよ」と話していたみたいだし
B子妹がmixiにその日の写真つき日記をあげていたので、それを教えて疑いは簡単に晴れた。
そもそもA嫁は自分にベタ惚れなA男の事を疑ってもいなかった。
逆に「私の友達が変な誤解しちゃったみたいでごめんなさい」と謝られた。
確かにこちらも誤解されるような行為だったかもしれないと、私も謝った。

たぶんA嫁の友達が偶然私たちを見かけたんだろうけど、
そこまで妄想して友人中に噂流すなんて思い込み激しい人いるんだなーと、
ちょっと逆恨みっぽくもドン引きしてた。

後日詳細を聞いたら、偶然でもなんでも無かったらしい

A家の修羅場はここから本番
ここからは伝聞なので箇条書き+「らしい」が多くてすみません

・A嫁親友が、C子が噂の出所だと突き止める
・A男のA嫁LOVEは有名で噂を本気で信じる人はいなかったので「めんどくさいからほっといた」
・C子が会社帰りのA男を待ち伏せてA男に迫る
・A男はわけわかんなくて逃げる
・C子次の日も待ち伏せて迫る、A男別の出口から逃げる
・C子また待ち伏せもA嫁が出てきてバトル、撃退
・C子泣きながら逃走
・A嫁とその友人達まとめてC子と友やめ

C子はA男を紹介された時から一目惚れ？だったらしく、
「A嫁より先に出会っていればA男さんは私と結婚していた」と思い込む
けど表立っては何もせず、A嫁と頻繁にメールしてA男のことを聞き出すとか地味作戦を展開w
A嫁の旅行の話を聞いて「いない間に仲良くなるチャンス」とアタックを開始w
休日にA宅前で「偶然の出会い」を演出しようとウロウロw
A男が出かけたのでつけて行ったら、私と仲良く買い物して花束まで買って、マンション入って行った！

そこでなぜか
「A嫁より私の方がふさわしい！だから私と付き合って」
から
「新婚早々浮気されてるA嫁pgr！だから私とも付き合って」
にチェンジしたらしい
そこらへんの思考回路は全然わかんないけど、とにかくA嫁憎しのC子は支離滅裂な理由でA男に迫った
A嫁が「友達だと思って優しくしてればつけあがりやがって！」とC子をボコボコに口撃。
そんなA嫁を見て「A嫁ちゃんスゴい！」と惚れ直すA男。
責められつつラブラブっぷりを見せつけられたC子は色々崩壊したらしく「嘘つき！」と喚きながら逃走したらしい。

A嫁親友曰く、もともとC子は何かとA嫁に張り合っていたけど、A嫁は相手にしていなかった。
というか、張り合われてる事に気づいてなかったらしい。
確かに姐御系A嫁とお嬢様系C子はタイプ全然違うし、張り合い方も地味だったからわかんなかったらしい。
A嫁親友もC子がなんとなく反感持ってるのは知っていたけど、
まさかここまで根が深かったとはとビックリしていた。

私やB子は何も知らず、1年以上経ってから「そういえばあれってね」と聞かされてびっくりした。
なんか発端になっちゃって本当にすみません！ってあらためて謝ったけど、
当のA男もA嫁も「そんなこともあったねー」と過去のこと扱いでラブラブだったのが救い。

以上です。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。

>>321　乙ですた。
貴女の知らないところで色々とあったのねー