614: 名無しさん@おーぷん 2014/10/31(金)04:49:54 ID:JFtPN3bzs
学校に有名な読書家が3人いた
Aはラノベしかよまなくて、Bは文豪しか認めず、Cはラノベと文豪作品以外を読んでいた
覚えてる範囲で愛読書は
A:西尾維新や鎌池和馬系
B:森鴎外や芥川系
C:乙一や恩田陸、伊坂幸太郎系
3年の頃3人が同じクラスになったことで事件は起きた
AとBはお互い読書好きだからおすすめの本を紹介しようとなったが、趣味が違いすぎた
Aは文豪の作品を時代錯誤でつまらない貶しまくり、Bはラノベなんか本じゃないと貶しまくった
二人は己の趣味を理解させようとCに迫ったら、Cは
「私、ラノベはもう面白いと思わないから…。文豪の作品は価値観が違いすぎて苦手なんだ…」
と価値観の押しつけを拒否
そこから謎のライバル三角関係が出来上がった



Cは女の子だったしよく話してたんだけど
「ライトノベルは小学生の時は確かに面白かったよ?西尾維新も読んでたし、でも中学生になったら急につまんなくなっちゃって…
代わりに小学生時に面白くなかった恩田さんの本とか面白さがわかるようになってきたんだ」
と言ってた
Cは学校においてある「中学生向けの本」とかで、「読書嫌いのうちの子が夢中で読みました!」とか「中学生にぴったりです!」と言われてる本はどれもつまらないと言ってた
ダレン・シャンやハリーポッターも「ストーリーは面白いけど書き方が簡単だから。特にダレン・シャンは子供向け感強くて面白さ感じなかったなぁ」と言っていた
小学低学年向けの本を読んだ時のようなまどろっこしさを感じると言っていた
一度Aが西尾維新の化物語をCに読ませたが、「キャラは映えてるけど書き方はつまらないね」といやいや読んでたし
Bが崇高な文豪の意思を解らせようとこころを押し付けたときも「理解し難い価値観で命までたつなんて後味悪い」
舞姫を読まされた時も「舞姫や当時の情勢、環境を理解してないと主人公の苦悩も何も理解まで及ばないよね」と頭抱えてた
Cは人によって本に好き嫌いがあることを解っていたから誰かにすすめることは無かったけど、AとBが競うように周りに価値観押し付けてたのがスレタイ
Cが一番被害被っててかわいそうだった
大好きな読書が大嫌いになりそうとまで言ってた

615: 名無しさん@おーぷん 2014/10/31(金)05:00:40 ID:JFtPN3bzs
Cの言葉で心に残ってるのが
「本当に自分にあう作品に出会った時、時間も忘れて読み耽る。でもそんな出会いは本当に稀。
たとえストーリーが趣向にあっていて続きが気になって仕方ない本でも、書き方が合わないと読む時に披露がたまる。
そもそも名作とされているものでも、書き方が致命的に合わなかったりすると読むのも辛いし、私も読めない。
だから、自分が読める本を探せばいいんだよ、読書が好きだからってなんだって読めるわけじゃないんだよ」
それから私も少しずつ本を読んで、伊坂幸太郎の陽気なギャングが地球を回すという本で初めて時間を忘れて読書にふけるという体験をした
でも伊坂幸太郎の他の本では面白さ感じなくてCに伝えると
「私もそうだよ、同じ作家の本だから全て面白いなんてことはない、同じ作家でも反吐がでるほど嫌いな本もあれば、何度も読み返す本もある」
とのことだった
更に私が嫌いだった作品が映画化した時、嫌いだから見ないというと
「本と映画は別物。本で面白くなくても映画やアニメになったものが物凄くいいこともある」
と言われて見に行ったら、本当に感動するほど良かった

読書って奥が深いんだと思い知らされた体験
それ以来余計AとBの人に読書の趣味押し付ける神経が理解できない

620: 名無しさん@おーぷん 2014/10/31(金)12:31:19 ID:bDSJLwZbh
>>614
オタクと同じ
同じオタクでも異ジャンルを理解できない絵のと一緒

引用元: ・その神経が分からん!その3




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2015年11月10日 06:53 ID:kijyomatome1