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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2015年12月27日 23:08
■体験談

私には幼馴染のA子がいた。私宅とA子宅は少し町はずれにあったので、幼い頃はA子しか遊び相手がいなかった。でもその頃は仲は良かった。
しかし小学生になるとA子は他に仲がいい子が出来て私に全く構わなくなった。それだけなら私も他に友達作ればいいだけの話だが、A子は私の友達作りを妨害した。私が少しでも仲がよくなりかけた子はA子があの手この手でA子の仲間に引き入れてしまい、私は孤立した。
私は何でこんな事をされるのかさっぱり分からず、何度かA子に聞いてみても「別に…」で終わり。取り付く島も無かった。




ある日珍しくA子から「今度の土曜、私の誕生会やるから家に来て」と言われた。私は嬉しくて貯金箱を壊してプレゼントを買った。
その日A子宅に行くとA母さんが出迎えてくれた。部屋に行くと既にA子の友達が数人来ていた。A子にプレゼントを渡して座っていたが、A母さんがいなくなるとA子は「もう帰って。ママに言われて仕方なくあんた呼んだけどさ。やっぱり邪魔!」
ショックが大きすぎてかえって涙も出ず、フラフラと立ち上がって帰ろうとしたらゴミ箱が目に入った。中にはさっき渡した私のプレゼントが。そこから記憶が無い。気が付いたら自分の部屋で泣いていた。
夕方頃A母さんから電話があった。どうやら私が途中で帰ったのをA子は「私子はお腹が痛くなって帰った」と説明したらしい。私の体調を気遣ってくれてたが、私は「もう大丈夫です」としか言わなかった。
もうA子とよりを戻す事は考えられなかった。A子と違う中学に行くしかない。私は猛勉強を始めた。私立受験をするしかない。必死に勉強する私を見て、私の心中など知らない親は私立進学に反対しなかった。ラッキーだった。親に反対されたら終わりだったから。
学校では孤立してたからかえって勉強ははかどった。第一志望は高望みし過ぎて失敗したが、第二志望には受かって晴れて中学は別々になりA子とは縁が切れた。それ以降は友人にも恵まれ充実した学生時代を送り(中学で出会った友人は今も大親友として付き合いがある)就職、結婚、出産と平凡だけど幸せな生活。A子の事も孤独な小学時代も忘却の彼方に…
…と言いたい所だが、私とA子に確執があった事を知らない私母とA母さんが私が実家に行く度にA子の話を振ってくるものだからA子情報は嫌でも耳に入ってくる。
A子は中学でも同じようにあの手この手で仲間達を増やしていった。しかし女子と言うものは大人数になると途端に内部分裂する性質があるから、大所帯になり過ぎたA子のグループはあっという間にバラバラに。ただ中学時代はまだA子に付いていた子が数人居た為問題はなかったが、高校時代も同じように仲間を増やし過ぎて内部分裂。この時は諍いが拗れすぎてA子は孤立し苛めの対象に。高校中退して引きこもりになった。世間体が悪いとA父に家を出されてどこかに就職したそうだが、今は時々金の無心の連絡が来るくらいで殆ど実家には顔を出さないそうだ。
私はいつもふーんと聞き流しているけど、内心はニヤけている。A子と聞くとあのゴミ箱の中のプレゼントの光景が浮かんで来て泣きたくなる。ついザマァミロ!と思ってしまう。
前に実家にA子から私宛の手紙が来た。母から転送されて来て、捨てようとも思ったが一応読んでみた。自分の不遇をグチグチ書いた長い手紙だったが要約すれば金の無心。「幼馴染のよしみで」じゃねえよ、ふざけるな。早速母とA母さんに話して私の住所は絶対に教えるなと伝えておいた。


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1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2015年12月28日 15:24 ID:kijyomatome1