お墓参り1

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【墓参り】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2016年01月31日 17時41分23秒
■体験談
まだ携帯電話も無く、黒電話が普通だった頃の、今でも鮮明に覚えている、父の衝撃的だった話。

私達の父は昔からご先祖様を敬い、大事に。という思想からお墓をとても大事にしている。今も毎日、毎朝毎夕お墓に通って掃除し、お参りし、大事にし続けている。

数十年前、まだ全員小学生だった私達は、ある朝普段はとても温厚な、性格も体系も丸っこい親父に『お前達いつまで寝てる!!早く起きろ!!墓参りに行くぞ!!』文字通りいきなり全員叩き起こされた。






その頃の小学校は土曜日が半ドンとはいえ学校があったので、完全休日な日曜日に起こされる小さな私でさえ不愉快感はかなりのものだった。
兄姉全員で「何で折角日曜なのに起こすんだ!」「寝かせてよ!」「痛いし!墓なら自分1人で行けばいーじゃん!」「ヤダよ面倒くさい!遊びに行きたいのに!」等、それぞれ文句を飛ばす私達を今度は次々と張り飛ばし
『 さ っ さ と 行 く ぞ 馬 鹿 共 が ! ! !』
と大音声で怒鳴った父の声は今でも忘れていない。普段の父からは想像出来ない狂いっぷりだった為に恐ろしく母に泣きつくも、母もタジタジ。
結局、行く事になった。

最初は近所の祖父の墓かと思っていたら道が違う。何と数十キロ離れた墓に行っている。母も驚き、『ちょっと何処へ行くのよ?』と訊いていたが超無視。運転中ひとっ言も喋らない。何か色々諦めた母が途中、公衆電話で目的の墓の親戚(その墓の管理者)に電話を入れるも、お出かけ中なのか出ない。父、更に不機嫌となる。極めて静か~で重苦しい4時間を過ごした。


そして目的の墓に着いた時、余りにも衝撃的で悲鳴をあげた。その日の3日程前に、強めの台風が直撃し、墓近くの川が溢れ、墓を襲った様だった。
泥土まみれの墓石、泥水に浸され汚れきって中身さえ出てしまっている酷い有様の骨壺多数、なぎ倒され散らばった、元は高~く伸びていたであろう雑草の数々。

正しく怒髪天状態の父、泣き崩れた母を励まし私達にお墓の掃除、ご先祖様達のご入浴を命令。全員でお墓の大掃除を始めた。
こんな有様が一日で片付くわけが無いので、その日は兎に角ご先祖様達を綺麗して差し上げるんだ!と命令され、父母以外初めて見る人様の骨は、申し訳無いけれど兄妹全員心の中は修羅場だった。

夕暮れになってお墓の管理人()の親戚が帰ってきた。そのお墓からは管理人の玄関が見える程近いので、明かりが点いたのを見た父、すっとんで行った。それからは父の怒声が掃除を続ける私達の所まで鳴り響く。普段温厚な父の夜叉状態は本当に恐ろしく、恐々様子を見に行った私達は、管理人一家の涙を見た。

そして一週間後の日曜日、惨憺たる有様を知った親族全員で掃除したお墓は前より綺麗になった。


衝撃続きの2週間だったものの、一番衝撃的だったのは、墓の有様でも、父の怒り、母の涙、初めての遺骨でも無い。

そのお墓が 母 方 の お 墓だった事である。
父ちゃんのお墓参り、ご先祖様からの信頼すげえ。

ついでにその墓守()一家、墓の面倒見るからと色々大人の事情を絡めた結果がアレだったので、かなり長い間ケチョンケチョンに怒られ続けたらしい。
そして母は今でも『何で血が繋がってる私達をすっ飛ばしてお父さんを呼んだのよ』とミニ愚痴を零すけど、それは日頃の行いとしか言いようが無い。



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1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2016年02月01日 18:24 ID:kijyomatome

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