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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2016年12月21日 01:08
■体験談
私が出産まで勤めていた会社での10以上昔の出来事。。
日経新聞が中国経済の未来はバラ色と煽ってたのを真に受けたのか中国進出を計画。
誘致された工業団地に視察に行った。
現地で開かれた歓迎会では「通訳」と称して視察員一人につき一人の女性がついた。
「通訳」のはずなのに日本語は片言。と言うことはアレ。
歓迎会の後、男達は自分の部屋に「通訳」を連れ込んでいた。




私は女だけど男にもある名前なので向こうが勘違いしたのか女の「通訳」があてがわれた。
私も彼女を部屋に招き、片言の日本語だったが、どんな苦労をしているのか愚痴を聞きながら飲んだ。
うちみたいな中小企業にも全員分の国営売○婦をあてがうって、どんなけ?
政府機関や大手の会社なら間違いなくハニトラで雁字搦めにされている人がいるだろうと思った。
向こうの役人はしきりに「もうけてください」と言っていた。
しかし労働条件とか労働者の教育レベルとか電気料金や停電のリスク、労働争議が起こった場合の仲裁など、具体的な質問に対してはいい加減な答えしか返ってこなかった。
それに対して懸念を「国際派」役員に言ったら「細かいことはいいんだよ。向こうがもうけてくださいって言ってるだから悪い様にするはずないよ」

中国進出は「国際派」の役員が進めていたプロジェクト。
「国際派」役員は私が勤めている工場とは別の工場の工場長をしていて面識がなかったので男か女かも分からなかった。
中国進出プロジェクトとは全然関係なかったのに社長から、ニュートラルな目で評価して欲しいので「国際派」役員に同行する様に命令され視察に参加した。
帰国してから社長に対して、進出については極力慎重にする様にと言う趣旨のレポートを出した。
口頭では「通訳」によって判断が歪められている可能性が高い事、向こうの役人が「もうけてください」と言っていると言う事は、会社の命運は市場ではなく役人の胸先三寸で決まると言う事で、どんな法外なタカリがあるのか心配だと言う事を説明した。

私のレポートが効いたのかどうかは分からないが、中国進出の検討が長引いている間に例の国際派役員が、自分の管轄の工場で産廃業者と結託し、正規の処理をした金額を支払い実際には違法な廃棄をしてリベートを貰っていた事が発覚。
内々に処理された為か「国際派」役員は解雇ではなく自主退職して中国進出の話はなかった事になった。


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