1: 名無しさん@おーぷん 2014/05/28(水)23:34:14 ID:uNfFQW2b8(主)
暇な人は見てってください
書き溜めしてるのでどんどん投下していく

本編と関係のない話もちょこちょこあるが、キャバクラに行く人なんかは「へぇ~」くらいの気持ちで見て




まずスペック

>>1 当時22歳 キャバ嬢

メンヘラ男(以下A) 当時20歳 自営業

3: 名無しさん@おーぷん 2014/05/28(水)23:35:49 ID:93IJihoXR
とりあえず話してみ

4: 1 2014/05/28(水)23:36:05 ID:uNfFQW2b8(主)
まず私は都内某所でキャバ嬢として働いていた
その時点で勤務歴は18歳から水商売をやってきていたので経験は長い方で、お店でも売り上げは一番だった

昔はアフター頑張ったり、同伴頑張ってみたり、営業メールから電話、接客のときもボディータッチやら表情まで必死こいてやったりなんかしてたんだけど、その頃はすでにそこまで頑張らなくても勝手にお客さんが来店してくれるようになっていたし、段々高飛車というかプライドも高くなって、店外で会うことなんてまったくしなかった

挙げ句の果てには客に連絡先なんて教えなかったし、聞かれても「指名して来てくれたら教えてあげる(今日の場内指名は時間の無駄なのでしなくていいしいますぐ帰ってください早急に)」と返していた

6: 1 2014/05/28(水)23:36:54 ID:uNfFQW2b8(主)
客に対しては相当見下していたし、なんなら馬鹿にしていた
でも、キャストの子達にはあんまり嫌われてなかった

正直私を嫌いな子は沢山居ただろうけど、私は私で女の子達には指名を分けてあげたり(自分のお客さんが連れを連れてきたらそこに指名をいれてあげたり)もしていたので、ノルマなどもあったし辛く当たる子は誰一人いなかった

私自身はそんな感じ

8: 1 2014/05/28(水)23:38:02 ID:uNfFQW2b8(主)
そんな感じの当時、私は出勤してもほとんど指名のお客さんの席にしかつかなかった

フリーのお客さんが来たときは、必ずボーイさんに「付く?付かない?」と確認された
付くと言えばどこに付くかまで決めれたし、付かないと言えばずっと付かないこともあった

こちらは知らないお客さんが「あの子を場内指名したい」と言ってくることもあった

あんまりキャバクラに行かない人のために書いておくと、通常はまずそんなことしないんだけど、ちょっとお金がある人はそういうことをしたがる

9: 1 2014/05/28(水)23:39:03 ID:uNfFQW2b8(主)
好みの子としか話したくないとか、あの子売れてるっぽいから呼びたいとか、ちょっとブランド思考みたいな人はこういうことをする

普通の嬢なら嬉しいかもしれないけど、私はそういうことをする人やブランド思考みたいな人があんまり好きじゃないから、そういう注文さえ受け入れなかった

すると意地になってその人は次回本指名で来たりするんだ

12: 1 2014/05/28(水)23:40:57 ID:uNfFQW2b8(主)
あともうひとつ
本指名と場内指名の違いだけど、客からしたら金銭面ではほぼ変わらないし、同じ指名だと思ってる人もいるだろう

現に2ちゃんのスレでも「初めて会って何十万つかったぜ」とかそういうの見かけるけど、女の子からしたら迷惑なだけの話だからな

まず本指名と比べるとバックが格段に低いんだ。
店と金額にもよるけど大金を使ったとしたら場内指名は大体1/10くらいしか貰えない

それでいて、調子にのって何時間も居られたりしたもんなら本当に無駄な時間を過ごしてるようなもの

大体にして、初来店+場内指名+長時間のコンボの客はその後指名になっていい頻度で来てくれる客になる確率が格段に低い

場内指名したときはどんなに居たくても一時間で帰れ

13: 1 2014/05/28(水)23:42:08 ID:uNfFQW2b8(主)
脱線したが、話を戻す
とにかく私は高飛車だって話



そしてある日、メンヘラ男と出会う日のこと

私にはそのお店に同い年でまあまあ仲の良い子(以下Z子)がいた
その日、その子を先日場内指名して数十万遣っていった客がフリーで来店していたから席に付くことにした。Z子は店を休んでいた

15: 1 2014/05/28(水)23:42:54 ID:uNfFQW2b8(主)
席について挨拶をして話始めるときに、

「この間来たとき見てましたよ~。Z子といましたよね?」

的な感じで話しかけたら、

「あ、そうそう!てかあいつ酷いんだよ!あんなに楽しく飲んで、飯行く約束したのに電話してもメールしても全く出ないんだぜ!」

と、言われた
すぐにその時の場面も思い浮かんだが、ひどいお触りを受けていたし、なんかチューされそうになってたりめんどくさそうなやつだった
金だけは持ってそうだったけど

16: 1 2014/05/28(水)23:44:00 ID:uNfFQW2b8(主)
まあほぼほぼそれが原因なのはわかってたけど、私は適当に「そーなんだー。具合悪いのかもね」とか返した

「そんなわけねーだろー。絶対シカトしてるよあいつ。こっちは指名して金遣ってやったのによー」

と言ってきた
お前が金を遣ったのはZ子にではなくて店にだろうが、と心のなかで突っ込んだ

その金そっくりそのままくれてやった方が何倍も嬉しいよこっちは

で、そっからもそのオヤジの愚痴は止まらない。でっかい声で

18: 1 2014/05/28(水)23:45:09 ID:uNfFQW2b8(主)
こうやってZ子はいないものの自分をアピールしに来たんだなあと思った


すると、VIPルームにお客さんが一名案内されたと同時に私はボーイ呼ばれてオヤジの席を抜かれた

あのVIPに行ったやつに付くのかなあと思いながら、オヤジの席は早々と抜けてボーイのもとへ

「次は今入ったVIPのお客様をお願いします。今後うちに出入りすることになる業者さんで、それの社長さんなので丁寧な対応でお願いしますね」

と言われた
こういう人はほぼ指名してくれるので有り難いが、そのお客さんはどう見ても20代前半くらいの若い男だった
顔はAKBのまゆゆ似の、かわいい感じの顔

19: 1 2014/05/28(水)23:46:08 ID:uNfFQW2b8(主)
1「え、ほんとに社長?若くない?」

ボ「若いですよね。20歳らしいですよ。でもれっきとした社長さんなんですよー」

それを聞いてもまだ納得はできなかったけど、まあ都会だし、親の金でとかもあり得るわけだし、こんな若い社長がいてもおかしくはないかと思うことにした

ネコの駅長が存在するくらいだしね

20: 1 2014/05/28(水)23:47:02 ID:uNfFQW2b8(主)
VIPルームに入ると、その男はニコッと笑って「あ、まずは君のなんか飲み物を頼んじゃって」と言った
さわやかな笑顔だったww
そして飲み慣れてるんだなあと思った

ちな、この男がのちのメンヘラ男(以下A)

挨拶→自己紹介>>1→自己紹介A

の順番で会話を進めた
Aは私の2つ年下だった

そのお店はあんまり若い男は来ない店だったので、年下につくことなんて滅多になかったから正直何を話せばいいかと同年代ながら思っていたものの、彼は調子にのって飲みに来るウザイ大学生とかよりも何倍も大人でちゃんと会話のできる人だった

21: 1 2014/05/28(水)23:47:54 ID:uNfFQW2b8(主)
やっぱひとつの会社の社長をやっているだけあるなあと思った

下手したらそこいらのオヤジよりもしっかりしていそうな感じだった

あくまでも第一印象だけど

そこで色々お互いの話をして、話は結構盛り上がっていたと思った

おまけに住まいの話をしていたら、うちからとても近い、外観を聞いたら「ああ、あれね」と解るくらいご近所さんだった

15分くらいで 「>>1さんお願いします」とボーイに呼ばれた

25: 名無しさん@おーぷん 2014/05/28(水)23:51:54 ID:uNfFQW2b8(主)
連絡先を交換して、場内指名かなあと思ったらAは指名をしなかった

A「>>1さん人気者でしょ?」

1「いや、そんなことないですよ」

A「いやー、なんとなくそうだと思うんだよね。僕も昔水商売もしてたからさ」

A「だから今日のところは指名はしないよ。でも次は絶対指名で来るから」


そう言われた
こういうのは本当の場合もあるけど、単に指名したくはないけど女の子側のプライドも傷つけないようにと配慮してくれている場合とがある

26: 名無しさん@おーぷん 2014/05/28(水)23:52:22 ID:nMCo7lHvo
うぜーーーー

28: 1 2014/05/28(水)23:53:30 ID:uNfFQW2b8(主)
ここは往生際よく、且つ向こうに負担にさせないようにと連絡先を聞くのではなくこちらの名刺だけを差し出した

すると彼からも名刺をくれた

その日はお互いの名刺を交換して終了だった




それから一週間後くらいにAは従業員を連れて来店した
約束通り>>1を指名して来てくれた

Aからは連絡などもなく指名して来てくれたのでラッキー指名だった

30: 1 2014/05/28(水)23:54:10 ID:uNfFQW2b8(主)
A「約束守ったでしょ?」

と言ってきた

先日来店したときは、Aは一時間で帰っていたと思う
その日は二人分でお会計も30万くらい使っていってくれて有り難かった

店長なんかも喜んでくれて万々歳

おまけに彼はボディータッチも一切しないし面倒な誘いなども一切しない、私にとっての上客の一人となった

31: 1 2014/05/28(水)23:55:04 ID:uNfFQW2b8(主)
正直彼はまゆゆに似ていてイケメンだったし、背もすごく高くてキャバクラなんかに来なくても普通にモテると思った

でも、そういう人だからなのかもしれないけど普通の女の子は重たくて面倒臭いと言っていた

キャバクラの子は仕事のことも理解があるし、さばさばしていて接しやすいとも言っていた

正直、当時わたしは彼氏がいたし、Aには微塵も興味がなかった

32: 1 2014/05/28(水)23:55:55 ID:uNfFQW2b8(主)
コンスタントに通って毎回数十万落としていってくれるAだが、最初はスマートで紳士な客だったのが面倒な客カテゴリーに分類されるのは予想よりも早かった

女の子によるだろうけど私は色恋営業は全くしない人間だったので、Aのことがきつくなってきた

最初はなかったボディータッチやら、面倒な誘いも増えだした

Aと出会って4ヶ月くらいが経った頃だと思う

34: 1 2014/05/28(水)23:56:48 ID:uNfFQW2b8(主)
それと同時期くらいに彼氏との雲行きが怪しくなってきた
私は当時付き合っていた彼氏にぞっこんラブ()で、彼のために生きているようなものだった

私の人生のすべてを彼に捧げてもいいと思うくらい彼のことが大好きだった

そんな彼とは仕事の違いですれ違いも多かったし、ぷち遠距離だったので喧嘩してもに会えるまでだいぶ日が空くこともあった

私が金稼ぎに必死こいてる間に彼には見放され、なくなく別れることになった

35: 1 2014/05/28(水)23:57:59 ID:uNfFQW2b8(主)
物凄くショックで、より頑張って仕事をした

あまり食べれなくなって体重も少し落ちたら、ある日

A「最近痩せた?綺麗になったね。恋してるの?」

ぜんぜんちげーよ。真逆だよ、的なことを言われた

1「さあ。どうかな」

A「何それ。もしかして、ついに?」

1「え?ついにって?」

A「あ、いや。僕のこと好きになってくれたのかなって。違うの?」

36: 1 2014/05/28(水)23:58:43 ID:uNfFQW2b8(主)

イライラがピーク寸前だった
お前なんかに恋するわけねーだろと思った

でもまさかそんなこと言えないので、

1「Aくんのことは好きだけど。私なんかもったいないし。もてそうだし浮気もされそうだもん」

A「僕は浮気なんか浅ましいことしないよ。普通、彼女を悲しませたくなかったら浮気なんかできないでしょ」

まあそうだけど

A「僕はもう>>1ちゃんのことが大好きなんだ。>>1ちゃんが良ければ付き合いたいよー。だからとりあえずデートしよう」

ちなみにデートの誘いはこれで100回目くらいだった
いい加減しつこすぎた

37: 1 2014/05/28(水)23:59:33 ID:uNfFQW2b8(主)
本気でしつこくて客として切りたいくらいだったけど、店にも関わる業者さんの社長な訳で、下手なことわりかたもできなかった

前々から店長には「Aさんとは食事に誘われたりしたら一回でいいから行ってほしい」とは言われていた

もう断る労力も残っていなかった

諦めて私はAの誘いを受けることにした
仕事前にしようかと思ったけど、あんまり失礼なことをすると店長とかオーナーに怒られるからわざわざわざわざ休日に約束を取り付けてやった

38: 1 2014/05/29(木)00:00:20 ID:Nwjd3NIZk
そして約束の日
私はAとお互い家も近いということもあって、そこからわりと近い繁華街で飲むことに

当日Aはデートのテンプレートこようなお店を予約していて、謎にプレゼントまでくれた

カルティエのネックレスだった

私はブランドものにも興味がなくて疎い方だったので、どんなものを貰ったのかは友人にその話をするまでよくわからなかった

その辺の雑貨屋のものをもらう感覚で「ありがとー」と言っておいた

39: 1 2014/05/29(木)00:00:58 ID:Nwjd3NIZk
会話も、初対面の時のような盛り上がりもなく私はほとんど相槌を打つだけのような状態だった

きっとAの方もそれになんとなく気づいていて、さらに頑張って話してくれて、またそれが痛々しくて

私は気を遣ってなにか聞こうとするんだけど、彼があんまりにも話すのもあるし、普段会いすぎていたせいで、もうなにも話すことがないくらいだった

40: 1 2014/05/29(木)00:01:35 ID:Nwjd3NIZk
ここはもう関係ないからおもいっくそ省くとこの日告白を受けて、最初は断っていたんだけど本気でしつこくて面倒くさくて、もう無理だと思って彼氏がいたことや、彼氏のことがまだ好きで引きずっている等々正直に話して大真面目に断った


それでもAは一歩も引かなかった
「元彼が忘れられなくてもいい」
「俺のこと好きじゃなくてもいいから」
「寂しいから誰でもいいってのもあるでしょ?」

などなど
そうまでして付き合う意味ってあるの?と思った

でもAはそれでもいいと言った

41: 1 2014/05/29(木)00:02:13 ID:Nwjd3NIZk
1「ほんとにほんとにその前提でいいなら付き合ってもいいけど…」

A「ほんとね?じゃあ僕からもひとつだけお願いがあるんだけど」

そのお願いとは、

・毎日メールor電話はする
・お金の援助はするから水商売は出勤を減らしてゆくゆくは辞めてほしい


ひとつじゃねーじゃん、って思ったけどその程度なら、と呑んだ

43: 1 2014/05/29(木)00:03:04 ID:Nwjd3NIZk
電話やメールは今でも毎日しているし、状況としてはあまり変わらない

仕事を減らすのは、別に減らした体で減らさず働いてもいくらでも誤魔化せるし、そもそもお金はたんまり貯蓄してあったからあんまり働きたくもなかったし

それで援助までしてくれるなら全然okってかんじだった

77: 1 2014/05/29(木)00:44:38 ID:Nwjd3NIZk
付き合うことになった翌日から、まず彼が家賃を払ってくれることになった

私は独り暮らしをしていたんだけど

+ある程度の生活費をくれた

A「とりあえずこれで。足りなくなったら言って」

そう言ってくれたのは30万円だった


ありがたくそれらを頂戴し、私たちの不思議な付き合いが始まった

84: 1 2014/05/29(木)00:45:55 ID:Nwjd3NIZk
Aもちなみに一人暮らし
一緒に住もうとは言われなかった
私はそれを懸念していたから助かった

A曰く、

「今まで一人暮らしだったのに急に同棲は嫌でしょ?寂しくなったら一緒に住もうね」

とのこと。



けれど、付き合いが始まって1ヶ月たつ頃にはもう彼はわたしの家に入り浸りで半同棲みたいなものだった

Aの仕事は大体夕方~終電までには終わる仕事

私は19時くらいには店に行って、2時には家にいるようなかんじで、ほとんど生活リズムも同じ感じだった

89: 1 2014/05/29(木)00:47:01 ID:Nwjd3NIZk
依存気がある私は、毎日一緒にいるうちなAが好きになってきた

実際は好きになってきたというよりも、依存してきていたが正解だと思う

しっかりものの彼
おまけに優しい
家事もほとんどしてくれた
そしてお金もくれる
わりとイケメン

こんな彼氏みんなほしいと思う

私はそれに甘えて暮らした

家事はひとつだけしていた
それは料理

Aは母親がいなくてカップラーメンとかお総菜とかがメインの食事で育ったらしく、手料理をあまり食べたことがなかったみたいだった

97: 1 2014/05/29(木)00:47:58 ID:Nwjd3NIZk
だから料理だけはした
なにを作ってもAは、

「おいしい」と言って食べてくれた

これだけは本気で嬉しかった

101: 1 2014/05/29(木)00:48:46 ID:Nwjd3NIZk
なんだかんだ付き合って半年くらいが経った頃

気になることがあった
まず、Aはお風呂にもトイレにもケータイを持ち込む

Aはケータイを3*台くらい持っていたんだけど、いつもその中のひとつだけを肌身離さず持っていた

そしてもうひとつはAの束縛が激しくなってきたこと

私のケータイを盗み見たり、今誰となにをしてるか教えろという電話をしてきたり、友達とご飯を食べているときなどは着信がオニのようにかかってきたり

103: 1 2014/05/29(木)00:49:27 ID:Nwjd3NIZk
それでもまあ、耐えた

で、私はAのことがすごく好きだったわけではなかったけど、浮気をされるのはすごくいやだった

私より可愛ければまあ許すけど、わたしよりブスだったら本気でムカつくと思った

そして経験上、必要以上の束縛をしてくる奴は浮気性なのも解っていた

これは浮気してるなーと思った


でも、Aは若いしまだまだ遊びたいだろうなという気持ちもあったので放っておくことにした

108: 1 2014/05/29(木)00:50:24 ID:Nwjd3NIZk
そしてAとの性生活だけど、付き合ってから毎日だった

私は淡白な方だったのでそれもしんどかった

そして全然うまくない
下手くそ

半年も経つ前に濡れなくなってしまって、それでできないことも多々あった

でも、週に何回かAは、物凄く野性的というかハイテンションな日があって、そういう日は盛り上がった

最初は酔ってるのかなー、とも思ったけどなんか変だった

おかしかった

110: 1 2014/05/29(木)00:51:03 ID:Nwjd3NIZk
Aに違和感を覚えたまま更に半年
付き合っていようが1年が経った頃

Aは完全にメンヘラと化していた

めんどいので箇条書きにすると

・日常的に病院で適当にあちこちで処方してもらった薬を過剰摂取
・私が自分を愛していないと言って自殺未遂
・好きだから一緒に死にたいと毎日言ってくる
・店員さんなど男の人と少し話しただけで浮気だとわめく

こんな感じになってきた
ああこれがメンヘラか、と思った

113: 1 2014/05/29(木)00:51:39 ID:Nwjd3NIZk
Aにたいする態度もどんどん冷めきってきたし、お金に関しては貯蓄+Aの援助文がどんどんたまって行き、以前よりもお金持ちになった

もうAは要らないかもな~というテンションになってきた

けれど、本音を言えば寂しい
「おかえり」「ただいま」を言えるひとがいるのはいいことだと思っていたし、Aとの暮らしは楽しかったし楽だった

面倒なときは流せばいいし、たのしいときは楽しめばいい

それだけで繋いでいた

私も病んでいたかもしれない

118: 1 2014/05/29(木)00:53:07 ID:Nwjd3NIZk
偶然ある日、

「ちょっとコンビニ行くね」

と、Aが言った

それは真っ昼間で、私たちでいうところの朝だった

1「こんな朝に?」

A「うん。あと支払いと、なんか適当に飲み物とか。なんかいる?」

1「じゃあチョコ買ってきてー」

それでAはパジャマのまま出ていった

ぼーっとしてたら、ふと気づいたんだけどAのケータイが置いてあった
その例のいつも肌身離さず持っているケータイが

123: 1 2014/05/29(木)00:55:00 ID:Nwjd3NIZk
本当に魔がさした
このケータイを置いていくなんて…と思ったと同時に、私はそのケータイを持って玄関に行き、急いでチェーンをかけた

そしてまずメールを開いた

『駅前のセブン◯レブンですね。よろしくお願いします』

宛名は男の名前だった
時間もほんの数分前

その前の受信メールを開くと

『1了解です。ちなみに受けです』

ん?

意味がわからなかった

送信受信メールを急いで照らし合わせた

124: 1 2014/05/29(木)00:56:26 ID:Nwjd3NIZk
わからない言葉はあるもののなんとなく理解してネットで調べて確定した

メールのやり取りにはお互いの局部の画像を送り合っていたりした


Aは売り専をしていた

129: 1 2014/05/29(木)00:57:12 ID:Nwjd3NIZk
身体中に鳥肌が立ち、急いでケータイをもとの位置へ戻した

すると、Aが足早に帰ってきた
チェーンをかけていたので外しに行ってあげると、玄関口で

『ケータイ忘れた!やばい!とってもらっていい?』

息を荒げながら帰ってきた
恐らく、これで着いたとかのやり取りをしなくちゃ行けないから戻ってきたのだろう

平然を装って

1「ああこれ?珍しいね、忘れるなんて」

A「ああ、そう!これ仕事用だから肌身離さず持ってなくちゃいけないんだよ!ごめん!チョコまだだからもう一回行くね!」

そう言って慌ててまた部屋を出た

133: 名無しさん@おーぷん 2014/05/29(木)01:01:22 ID:Nwjd3NIZk
私が今最初にすべきことは、保健所にいくことだなと冷静な頭で考えた

もしかしたらの可能性を考えた



その日すっきりした顔で帰宅したAのことは普通に迎え入れた

翌日、さっそく保健所と婦人科へ
結果は幸いなにもなかった

そしてわたしはすぐに不動産屋へ

適当にマンションを決めて契約

入居できる最短の日に引っ越し業者も手配して普通にAと暮らしながら着々と準備を進めた

136: 1 2014/05/29(木)01:03:04 ID:Nwjd3NIZk
Aはなにも気づいていないようで、それでもAの秘密を知って以来せくろすをしていなかったので少し不振がっていた

「子宮が腫れてるっぽくてー」とか適当に嘘をついた

病気なら仕方ないとそこまでしつこく迫ってくることもなかった

別にたまってるわけないしね

140: 1 2014/05/29(木)01:04:18 ID:Nwjd3NIZk
ただ、解らないことがたくさんあった
それはまずお金に困っているはずのないAが、1万円をもらうために汚いオヤジの相手をしているのはなぜかということ

私に援助するためにしては少なすぎるし、男が好きだというふうには疑ったこともなかった

なぜわたしと付き合っているのかも疑問だし

こいつは一体なんのために泡姫みたいなことをしてるんだろうと

148: 1 2014/05/29(木)01:05:55 ID:Nwjd3NIZk
でもそもそも愛情もなかったし、メンヘラが加速して鬱陶しく思えていた今日この頃

そんなことはどうでもよかったし、わたしを騙していたことは屈辱的だった

ブスでも女の方がましだ
男のけつにいれたものを私に突っ込んでいたのかと思うと本気でムカついたわけだし


引っ越しの日

Aが仕事へ出掛けていたときを狙って業者さんに来てもらった

半同棲していたので、Aのものもうちにあったのだけど、それらはすべて処分をお願いした

153: 1 2014/05/29(木)01:08:09 ID:Nwjd3NIZk
Aに買ってもらった大きなテレビとか家具はそのまま使うことにして、Aの服とかすべてゴミにしてもらった

業者さんたちは仕事が本当にはやくて、1時間くらいで荷物は片付いて新居へ

そのままその日から私は新しい暮らしを始めた

Aは帰ってきてビックリしただろうね
真っ暗でなにもない部屋で

その日の夜は電話とメールの着信音が鳴り響いた

敢えて拒否はせず、メールの内容を見たら「なんでこんなことをするんだ!」的な内容だった

156: 1 2014/05/29(木)01:08:45 ID:Nwjd3NIZk
私は一通だけ、
『自分の胸に聞いてください』
と返した

Aは訴えると言っていた
一体なにをどのように訴えるのかと思ったから好きにするよう伝えた

翌日のうちにケータイも解約して新しいものへ

そしてお店も辞めた

159: 1 2014/05/29(木)01:09:34 ID:Nwjd3NIZk
普通のメンヘラだったら自殺したらどうしようとか思うかもしれないけど、Aはただ構ってほしかっただけなのは解ってたから

そんなこともしないと思ったし、図太いからね

知人を伝って噂は聞いたけど、今またあのお店で血眼になってキャバ嬢を口説いてると聞いた

店の人間は>>1が辞めたのはAがしつこかったから、と思っているようで、Aは要注意人物になっていてあの店で女の子と付き合うのはまあほぼ無理だと思う

172: 1 2014/05/29(木)01:16:12 ID:Nwjd3NIZk
そんなかんじで、ラーメンになったりなんか暴言吐かれたりしたけど、楽しかったよ

ポケモンでもして時間潰すわノシ

193: 名無しさん@おーぷん 2014/05/29(木)01:54:08 ID:VL4fE8GK3
>>1
Aがなんで売りってたかは最後までわからずか
面白かった!
そしてキャバ行ってみたくなった

194: 名無しさん@おーぷん 2014/05/29(木)12:02:32 ID:EkSjxsyRB
面白かったよ
俺の知り合いのキャバはほぼ全員金持ちの家政婦になってるな

引用元: ・メンヘラ?男と付き合ってた話




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年04月29日 21:24 ID:kijyomatome1