672: 名無しさん@おーぷん 2016/08/09(火)23:44:59 ID:U21
ある日突然母親が、私が学校でいじめにあっていると思い込んだ。

小学6年の春に、いきなり母に「アンタ何でいじめられてる事黙ってたん!?」と詰め寄られた。
全く心当たりがなくて否定するも、喚き散らして全く会話にならなかった。
何とか話を聞くと、幼馴染みの近所の友達と遊ばなくなった=苛められているという事らしかった。




そりゃ小さい頃は家が近いからよく遊んでいたけど、高学年になったら趣味とか嗜好である程度グループが分かれたりする。
別に幼馴染みと仲が悪くなった訳でもないし、他にもっと仲の良い友達が出来ただけ。
それぞれ別のグループで楽しくやっているし、お互いにいじめなんかあり得ない。
と説明しても、聞く耳持たなかった。
毎日毎日毎日毎日何度も何度も何度も何度も同じ事を繰り返された。
「本当は苛められてるんやろ?正直に言い」
「何で嘘つくんや。口止めされてるんやろ」
「先生に電話して聞いたらすぐわかるんやで、嘘つきなや」
「嘘つきは嫌いや言うてるやろ、そんなんやから苛められるんや」
「家に帰ってきても元気がない。いじめられてるからや」
「アンタは成績が良いから嫉妬されて仲間外れにされてるんやろ?」等々。
本当に苛めになんかあっていなかった。
家にいる間絶え間なく訳の分からない言いがかりをつけられて、本当に家に帰るのが苦痛だった。
成績が良いのは母が「馬鹿は二人もいらん、勉強しか能がない、95点以下とったら出ていけ」等々脅迫するからだ。
母のキチガイな言動には慣れていたけど、2か月程で限界が来た。
流石に我慢が出来なくなって、生まれて初めて母親に向かって声を荒げた。
『何で同じ事ばっかり言うん!?苛められてへん言うてるやんか!遊ばんくなったんは4年の時からやで?!今更何なん!?そんなに娘が苛められて欲しいん?!』
と最後まで言う前に座椅子が飛んできた。
「何やその口の聞き方は!!!」と。
色々怒鳴っていたけど、手当たり次第物を投げ付けられてよく聞こえなかった。
私は泣きながら謝っていた。
その後仕事から帰ってきた父に、母の機嫌を損ねたという理由で叱られた。
姉は全てを察してくれていたが、お互いに何も言わなかった。それが姉妹のルールだった。

おそらく母は、いじめに関するドラマか漫画にハマっていたんだろう。
かなり痛い性質のオタクで、漫画に影響されて霊感がどうとか占いがどうとか形から入ってよく家の中がカオスになっていた。
『苛められている可哀想な娘を支える健気な母親』ゴッコでもしたかったのか。
仮に私が苛められていたとしても、家事も仕事もしないヒステリックな母親に相談なんか死んでもしなかっただろうな。
そもそも母親以上の悩みの種なんか後にも先にも無い。

数多あるキチエピソードの中ではかなりソフトだけど、座椅子が飛んできたのはちょっとビックリしたのでここに書かせて貰いました。
今では姉との笑い話の1つになっているんだけどね。
お目汚し失礼しました。

引用元: ・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その12




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