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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2017年05月15日 12:30
■体験談

6年前、両方親から公認されてた彼氏がいた。しかしあの震災で彼が「親友の行方が分からないから探しに行く」とだけ言い残し、完全に音信不通になった。
電話も何度かけても「電波が届かない~」だし、メールも全く無視。最初は親友を探すのに必死なんだろうと思いその後は彼からの連絡を待つ事にしてそっとしておいたのだが、1年も過ぎても何の音沙汰もない。でも当時は被災地はまだ混乱していたし、電車もあちこち寸断されていたので彼を探しに行く訳にも行かず、只々彼からの連絡を待っていた。(相変わらず電話も繋がらなかったし、彼が探している「親友」はご両親も私も彼友人たちも一体誰なのか分からず、その方を手掛かりにして彼を探す事も出来なかった)




そして3年近く経った時彼のお父さんが亡くなった。お父さんの病気が分かってから、お母さんが必死で彼の行方をあれこれ手を尽くして捜したそうだが結局お父さんが亡くなるまで彼の行方は分からず。それで葬式の席で彼のお母さんから「もう息子もいないと思う事にした。あなた(私)も息子を待っている事は無い。他にいい人がいたらその人と結婚しなさい」と言われた。
私も流石に3年近くも手紙一つすら寄越さず放っておかれて、彼との愛情は薄れかけてた。それでその後別な男性と縁があって結婚した。

そして時が流れ今年の3月、私実家にあの元彼がいきなり来た。そして私が他の男と結婚したと私親から聞かされると「婚約不履行で訴える!」と大騒ぎしたそうだ。私父が「6年近くも音沙汰無しにしてて良く言うわ。訴える気ならこっちも黙ってはいない。大体お前のお母さんは必死でお前を探してたって言うのに、この親不孝者が。お前はこの6年間一体何やってた?!」と言い返したらそそくさと退散したそうだ。

元彼の6年間の軌跡。元彼お母さんや元彼と共通の友人達の話を総合したら以下の通り。

そもそも「親友」とは元彼が独立する前に勤めてた会社の先輩の彼女。私と知り合う前から心寄せていた女性で、告白する前に先輩と付き合い始めてしまった為にその女性を諦め、私と付き合い始めた。
その女性が先輩と別れて地元(東北で震災被害が大きかった県)に帰ったと言う話を聞いて間もなく、あの震災が起こった。そこで居ても経ってもいられなくなった元彼、車にいろいろ物資を積み込んで女性の地元に。そしてとある小さな避難所で女性と元彼は再会。女性も元彼に感激してその後夫婦同然に(届出はせず内縁状態だったらしい)元彼はヘタに親や友人に連絡入れると私の存在が女性にバレると思って一切連絡しなかった。まあ女性親族達の葬儀やら町の復興やらで相当ゴタゴタしてたからそれどころではなかったらしいが。
そして時が経ち、町がかなり復興が進んで落ち着いてきた所で女性が友人に連絡を取った所から、元彼と女性が内縁関係である事が回り回って元彼母の耳に入り、元彼母さんが現地に乗り込み元彼を吊し上げ。女性も元彼母さんの話(音信不通・葬式バックレ・婚約者同然の私を放置等)聞いて愕然。元彼に幻滅して内縁関係を解消し追い出したそうだ。

で、実家にも戻れない、友人達にも頼れない、行く当てのない元彼はノコノコと私実家に来て私とよりを戻そうとしたらしい。もうバカとしか言いようがないわ。


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