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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2017年06月03日 11:03
■体験談

旦那が若年性認知症を発症した。
私がおかしいと感じた切っ掛けは、パソコンの自分のパスワードを何度も間違える様になった事からだった。そのうち家のポストが開けられなくなり(鍵の番号が分からない)会社でもミスが続いて怒られたらしく毎日イライラして帰って来る事が多くなった。

これは認知症かも知れないと、私が「一度医者に見て貰おう」と言ったら旦那は拒否。「俺を基地外扱いするのか?!」と自分の異常を絶対に認めない。認知症じゃなくて別の病気かもしれないから、その為にも病院へ行こうと言っても拒否して私を殴る。




こうなったら人の手借りて(旦那は体格がいいので私一人では無理)引きずってでも病院に連れて行くしかないとウトメに相談したら、ウトメも「まだ若い息子(当時30代前半)が認知症な訳ないだろう!基地外扱いするとはけしからん!」と大激怒。私は3人に追い詰められた。

私がどう説明しても旦那やウトメは異常を認めず(何故かウトメも交えた話し合いの時は旦那は理路整然としてて、言動に異常が見られなかったせいもある)もう疲れ切った私は白旗。私の私物と結婚前から貯めてた私名義の預金だけ渡され離婚。
「本当なら身ぐるみ剥いで身一つで追い出すところだが、私子がおかしくなる前の生活には不満は無かったからそれで勘弁してやる。有り難く思えよ」と言われた。
旦那に対する愛情はまだあったけど、病院・病気のびの字を聞いただけで旦那に殴られるのにはもう耐えられなかった。今ならDVで旦那有責の離婚に持ち込めただろうが、その時は弁護士探す気力も無くて言われるがままに家を出た。
離婚して数年後、私実家に元ウトメが来て私の居場所を聞いてきた。両親亡き後実家には弟一家が住んでて、弟が対応した。

やはり元旦那は若年性痴呆症だった。離婚後症状が更に進んで、遂に会社から治療に専念しなければ即クビと宣告。自分の異常を認めない元旦那は怒って会社を辞め義実家に同居(社宅住まいだった)
でも再就職するにしても履歴書に自分の名前住所が碌に書けず、家を出ると迷子になる事も多数。流石にこれはおかしいとウトメがやっとの事で医者に診せた。しかしその時にはかなり病状が進んでいて、進行はある程度遅く出来るがもう現状維持も無理だと言われた。今元旦那は専門の病院に入院してるそうだが、親の顔も分からない状態らしい。
老後を託す予定だった息子(元旦那は一人っ子)がこうなってしまい、自分らの老後に赤信号がともった元ウトメは私に帰って来て欲しい、連絡先を教えてくれと弟に土下座してお願いしたそうだ。

弟が「姉はもうあなた方とは赤の他人。僕には姉の居場所を教える義理も無い。姉の言う事全く信じず追い出した癖に、今更本当だった、許してと言っても遅い。僕も元義兄に殴られましたしね(一度弟に元旦那を病院に連れて行く協力を依頼したが、弟は元旦那に殴られてそれ以降はビビって拒否された)もう帰ってくれ。警察呼びますよ」と言って元ウトメを追い返したそうだ。

想像は出来たとは言え、元旦那達の現状に愕然とした。あの時に私がもっと頑張って元旦那を医者に連れて行けば…という後悔の念と、もう知らねえ勝手に共倒れしろよと突き放す心がごっちゃになって自分もおかしくなりそうだ。

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