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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2017年06月14日 11:56
■体験談

義兄は鉄オタ(乗り鉄)で興味ない事には全く疎くて彼女無し歴=年齢。
でもちゃんと仕事はしてるし迷惑掛けるような悪い人ではない。
30過ぎになっても結婚のけの字も無い義兄にウトメや親族が気を揉んで見合い話を持ち込むのだが、知らない若い女性にはたとえ居酒屋の店員であろうとも声を掛けられないシャイな義兄は連敗記録更新中だった。

そんな義兄に初デートのチャンス到来。




義兄が趣味の電車の旅を満喫してたら、待ち合わせの場所に向かう途中で電車を乗り間違えたのに気付いてパニックになってた女性に遭遇し、それで義兄はその地点から目的地に一番早く着く路線を教えてあげた(知らない女性とは話せないのに、その時は乗り鉄魂の方が勝ったらしい。「分からなくなったらまた電話しろ」と電話番号まで教えてたw)
それで「あの時は本当に助かりました。お礼にお食事でも」とその女性から連絡があったそうだ。こんなチャンスは2度となかろう。躊躇する義兄に「人の好意を無にするな」と皆で言いくるめてOKさせた。

それで義実家で作戦会議。服装は清潔感を出すコーディネイトで、向こうがどんな話題振って来るのかは予測できないので予習は不可能だから、とにかくちゃんと聞いてるフリはして相槌は打っておけ等お節介なアドバイスして義兄を送り出した。本当はこっそり遠くからデートの状況を観察をしたかったが、バレるとかえってマズイだろうと皆野次馬根性を抑え、ヤキモキしながら義兄の帰りを待った。

そして帰って来た義兄に皆食いつき気味で「どうだった?!」
義兄「彼女の話は面白かったけど…う~ん…」
義兄の白いシャツには茶色のシミが点々と(洒落たイタリアンレストランで食事したらしい。小難しい言葉で書いてあるメニューで、何頼んでいいか分からない義兄は唯一味の見当が付くミートソースのスパゲティを頼んだらしい)これは失敗かと全員消沈。「彼女の話は面白かった」と言ってる所を聞くと、義兄も彼女には満更では無かったようで実に惜しい。注文するものにまで気が回らなかった我々の失敗だった。

しかし彼女さんはそんな義兄を実は気に入ってたようで、後日再びデートのお誘いが。それで何度もデートを重ね(もう我々はお節介はしてない)遂に我々の前に「婚約者」としてご登場。清楚で可愛らしい人だった。
義兄の何処が良かったのか?と失礼ながらも聞いてみたら、「あの時(最初の出会い)の義兄さんはとっても頼もしくていい人だと思った(もうダメだ~と泣いたら「大丈夫!このルートなら絶対間に合う!諦めちゃダメだ」と励まされたそうだ)それに純朴な人で変に格好付けないし付き合ってて安心する」と婚約者。見てる人は見てるものだな。

もうすぐ義兄の結婚式。新婚旅行は義兄プロデュースの「豪華列車乗継での日本一周に近い旅」だそうだ。いいなー。ここによく登場する糞トメ(うちのトメではありません)じゃないけど、新婚旅行に付いて行きたい衝動に駆られるわ(勿論やりません)

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1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年06月26日 21:53 ID:kijyomatome1