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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2017年07月25日 10:51
■体験談

私が住んでるマンションの向かいに「ゴミ奉行」なるババアがいる。このババア、自分のテリトリー(ババアが勝手に決めてる)のゴミ集積所のゴミ袋を漁ってはゴミ出しルール違反してる奴に注意する。
それだけならまだいいんだが、ババアは各家庭のゴミの内容もチェックしていて、お菓子の空き箱が多い家には「アンタのとこお菓子食べ過ぎじゃないの?」使用済みティッシュが多い家には「いつもお盛んね~」何か高級食材の残骸を発見すれば「そんな贅沢してるといつか痛い目見るわよ」…等とにかく一言多い。





プライバシーガン無視のババアの行為に皆怒りまくっているんだが、幾ら厳重抗議しても無視するし、警察に相談しても「ゴミ位で~」と全然役に立たん。それである人が法律に詳しい人に相談したんだが「もう少し犯罪に近い行為(ゴミからクレジットカードの番号とかを調べようとしてるとか、何か弱みを握って恐喝に近い事するとか)しないと、たとえ訴えてもババアにはそんなに痛手を負わせられない」と言われたらしくて皆頭を抱えていた。

ある若い奥様が「どうせ開けられるんなら嫌がらせしてやれ」と使用済みオムツの中にババアの突っ込み材料になるゴミを入れて捨てたところ、ババアのチェックがめっきり減ったそうだ。我々はそれだ!とは思ったが、赤ちゃんがいない家では使用済みオムツなんてない。それに匹敵するやつは何だろうと考えた。
そこである奥様が考え出したのが「G」 退治したGのシ体をむき出しにしてゴミ袋に入れれば、流石のババアもダメージ食らうだろうと。ババアがゴミ漁ってた時Gが袋の下から出て来て悲鳴あげたのを目撃して思いついたそうだ。

しかし確かにGはババアにダメージ与えるが、それを捨てる我々もダメージ食らう諸刃の剣。やっぱり無理か…と諦めかけてたら、同じマンションの奥様が手を挙げた。「ワタシなら大丈夫!皆がゴミ捨てる時にGを入れてあげるわ!」
この奥様、ご実家が昔ながらの果物屋で、子供の頃からGやハエなどの害虫退治を手伝わされていたそうだ。(奥様によるとGはバナナが大好物らしく幾らホイホイやホウ酸団子を仕掛けておいても引っ切り無しに外からやって来るそうだ)それでGに対する耐性はバッチリ。素手で掴むのは流石に出来ないがピンセットで摘まんで入れる位はどうってことないそうだ。

それで皆で家にホイホイを仕掛けまくり、あるいは知り合いの飲食店に協力して貰いGを集め、ゴミ出しの日の夜に(書くの忘れてましたが、この地域のゴミ出しは夜間)皆がゴミ袋を持ち寄り、例の奥様にGを入れて貰ってゴミ出し。勿論ゴミ出しルールはきちんと守ってババアに突っ込まれない様に注意した。

その日の夜からババアの悲鳴があちこちで響き渡り、数週間後にはそれも止んだ。ババアの余計な一言も無くなりスッキリ。まだ油断できないのでG投入は続けてるがそのうちそれもしなくてよくなるだろう。
ご近所もゴミ出しルール違反も無くなって、ある日ゴミ収集のお兄さんに「ここらへんは皆さんルール守っていて凄いですね」とお褒めの言葉を頂いた。イヤイヤこちらこそG入りゴミ袋で申し訳ない。

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