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【ポンタ】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2017年09月06日 17時17分08秒
■体験談

ちょっとビミョーな衝撃体験談ですが、よろしいでしょうか。長文苦手な方はスルーして下さい。


ひょんなことから知り合った人の引っ越しを手伝うことになっていったら、ゴミ屋敷寸前だったことが私の衝撃体験、プチ修羅場です。

当方、30代の専業主婦、二人の子供がいるんだが、2年後の引っ越しに備えて、某フリマサイトに家庭の不用品を出品したら、応募があった。ちなみに不用品はカーテン。

当方の近所のお店で待ち合わせて引き渡したんだが、その際した雑談で、相手の女性は私より5歳歳上だが、お互いの子供が同い歳で、どちらの子も発達しょー害らしい事かわかった。




私はもっぱら出品中心で、いつもは取引相手とは会っても挨拶程度であまり喋らないんだが、その女性はやたら饒舌で、私もついつい話してしまった。
彼女が言うには、年齢も住んでる区も違うので、関わりのない人(彼女の言葉では、利害関係がない人という言い方だった)だから、逆にプライベートなことを話しやすいんだと。

話しによると、彼女の息子さんには何か持病があって、日常生活は出来るそうだが、それが原因で小学校から中学までいじめにあい、中学では完全不登校になって、完全通信制の高校に進学。その子は今でも家族以外の他人と上手く関われないらしく、昼夜逆転生活なんだと。
それでつい、ダンナサンは?と聞いたら、その子が生まれてすぐに家出し、行方知れず。彼女自身、特殊な持病があり、単発の2、3時間のバイトは出来るけど、まともに長時間長期では働けないらしく、ホゴ世帯だそう。それもあってママ友がいない、深くつきあえないんだそうだ。

私は5年前に関西から関東の距離に離婚と同時に引っ越して以来、地域のママ友達はいない。しばらくフルタイムで働いていたし、職場の理解もあって、学校行事にはマメに出掛けられたが、ママサークル勧誘などは避けていた。

幸い、うちの子は転校したてでも孤立はせず、すぐに友達ができたが、問題は勉強面。学習障害っていうのかな。小学校のうちは目立たなかったが、中学では壊滅的な成績だったから、底辺私立高校へ進学した。普通に会話や運動は出来るし、得意科目なら90点位とれるけど、うっかりもので、複雑な理論は理解できないから、高校卒業したら単純労働職を目指す予定。

私の場合は幸いなことに、離婚後に良い出逢いがあり、子供のことを全て話して理解してもらったうえで、3年間の交際を経て再婚し、現在に至っている。
再婚後も1年間はフルタイムの仕事を続けていたが、子供のこともあり、経済的に余裕があったらしい夫の理解もあって、今の仕事は離婚前から家でやっていた副業のみ。なので、専業主婦同然。夫に背負わせているものの重さを考えたら、家事や料理は一切手抜きしてない。

それで、お互い、時間はあるのに子育ては気苦労が多いねってなって、じゃあ、また今度ゆっくりお茶でもってことで、携帯電話の番号を交換した。
電話番号を渡したのは自分が先だったから、ちゃんと自分からランチに誘って、先方の希望する日に、希望のお店で待ち合わせて、千円で予想外に美味しいランチを味わえた。

そこまでは良かったし、夫も私に話し相手ができたことを喜んでくれていた。話し相手といっても、たまに、最近出品してるかとか値引き交渉は面倒だのサイトのことでショートメールするくらいのものだったけど。

それから2ヶ月後、彼女から突然のSOSメール。引っ越しが2日後に迫ってるんだが、全然片付かないから助けて〜(/≧◇≦\)というものだった。

夫の承諾もあり、暇だったので、翌日のお昼前に、雑巾と手袋持って、指定の場所(大きめの分譲借上げマンション)に出掛けた。途中のコンビニで、頼まれた食料品と差し入れ、さらに自分の軽食を買ってから、マンションのエレベーターに乗った。

最上階の角部屋で、ドアの外に幾つか大きなごみ袋や古本の束が出されていたし、表札も出ていたので、間違いなかった。
インターホンを押したら、ピンポーン!と鳴った。まだ電気は通っているらしい。

『はーい!ちょっと待って下さい。』

と彼女の声がしたので、待っていたら、彼女が出てきて、一番奥のリビングに通された。

そのとき私が見たものは・・・
ゴミ屋敷じゃあないけどゴミ同然のものが一杯つまった埃屋敷。
正確に言うと、家の中全体に、50年位前からの物という物が一応分類されてはいるけど、天井近くまで積み上げられていて、部屋の中は、迷路のように細い通路が確保されているから通行は可能だけど、その物という物の上、家具、障子のさんなど、兎に角全てに1?以上の埃が降り積もっている感じ。床上にはまりもみたいになった埃がコロコロふわふわ。4LDKの各個室、キッチン、さらにトイレまで一杯!もうね、死の灰かとおもったわ。。

明らかに一目で普通の感覚ではないな、ということがわかる部屋。明日引越しなのに、どーすんのこれ?という物量だった。
普通の人ならここで逃げ出すかも知れないけど、自分でいうのも難だが義理がたい私は、乗りかかった舟だしなーと思って、それから5時間ほど指示される通りに荷作りを手伝った。持って行くものだけ荷作りするとのこと。残りは退去日までに回収業者を呼ぶと。それならと箱詰めを始めた。

始めてすぐに、10年前のブログの書き方のネット記事を印刷した紙の束や大量のカセットテープを見つけて、その都度、技術は進化しているからもう要らないよね、と確認したところ、また使うかも、使えるものを捨てるなんてありえない、例え捨てるものでも全て運んでから仕訳けして古紙回収とかに出せば良いから、あまり処分処分て言わないでと。

最初のうちは埃を丁寧に払っていたけど、キリがないというか、間に合わないので、どんどん機械的に詰めた。うちなら処分するものも構わずに何でも詰めた。多分、能面みたいな顔をしていたと思う。

なんでも、その時は臨時措置で一時入院中とのことだったが、彼女のお母様がとても物を大事にする方だそう。お父様が存命中はお父様が時時片付けてくれていたが、半年前にお父様が亡くなって、今月よりいよいよ家賃滞納で引き払うことになって、次のおうちはお母様の年金で住めるところを家主さんと直接契約したそう。気の毒な家主さんだ。埃の量からしてどうみても半年どころではなさそうだし。

そのマンションには家族全員で20年近く住んでいたそうだから、もしかしたら、20年間掃除していないのかも…。お父様が亡くなってからも、家族の誰も掃除をしなかったのかしら。初盆なのに、亡くなったお父様が哀れだよ。

真夏でエアコンなし(というかつけてくれない)の最上階、その日は風もなく、蒸風呂かって言うくらい蒸し暑かった。
ふと壁を見上げると、天井付近の壁紙が巾1メートル位破れていて、剥き出しになってる下地はカビで真っ黒だった。マスク持ってきたら良かった…。

5時になり、下の子供の帰宅通知が来たことを理由に、そろそろ帰るがどうしても手伝って欲しい事があるならあと30分出来るがと確認したところ、彼女から、もう一ヶ所だけ、仏間を手伝うように言われて手伝った。

お仏だんは閉じられていたが、その周りも埃がびっしりだった。そのお仏だんがまた特別大きくて、遠回しに、小さなマンション用に買い替えた自分の話をしてみたが、それは特注品の大事なもの、ご先祖様や仏様を大事にしなきゃいけないと言われ、それ以上何も言えなくなったてしまった。大事にするということは、私のようにちょくちょく綺麗に拭き掃除して、故人を忍んで、毎日お線香あげたり御供えしたりすることをいうんじゃないか、とは、口が裂けても言えない雰囲気だった。というか、その頃にはそんな気力もなかった。


帰るタイミングを探していたら、その後もう一人いるお子さんが大学から帰宅したので、入れ替わる形で丁寧に挨拶をして退出。帰宅したらソッコーお風呂!着ていた服もすぐ洗濯して、くつ下は処分した。くつの内側にも掃除機をかけた。どちらかというと私は綺麗好きで、洗濯は一日2回、掃除は毎日、毎日じゃぁないが、レイコップもかけるし、ふき掃除もよくする方だ。

またそのあと明け渡しの前日に掃除を手伝って欲しいとメールが来たが、翌日の来客を理由に丁重にお断りした。来客は本当だったし、手伝ってあげたくても精神的に行けなかった。2週間ほどは壁を思い出しては鳥肌が立ってたから。


数日後、彼女から、明け渡しの日は、掃除がちゃんと出来ていなかったせいで、家主、管理会社の人たちからひどいことを言われたと、恨みがましいメールが来たが、急だったから仕方ないよ、気にしないで〜と返信した。


後だしになるけど、どうやらホゴ認定のために、母子3人は数ヶ月前に狭いアパートを借りていたらしいんだ。そのときにはもうご実家の引越しも決まっていたらしいんだ。ただご実家の転居先を決めたのが最近ということらしい。二軒引越しでも、数ヶ月もあれば対処できるように思うのは間違いなんだろうかと、離婚の時に4LDKの3部屋分を一人で3日で荷作りした私は思う。3日目は流石に徹夜したけど。


お引越し後も、彼女が収納グッズを購入していたのがサイトでわかったが、その後は疎遠になってしまったので、その後のことはよく知らない。

手伝った御礼に、開封された木箱入り未使用の夫婦茶わんを頂いたが、まだ使っていない。私も物を大切にしよう。うん。



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