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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2018年05月06日 12:27
■体験談

もう30年以上前の話だが、私は短大卒業直後に父方本家のボンボンと結婚させられた。

本家の方からの直々のご指名で舞上がったバカ父が私にも母にも無断で二つ返事で了承。後でその事を知った母と私は当然大反対し結婚を拒否。しかしバカ父は一向に聞き入れないので、母が私を連れて逃げようとしたが、私は本家の人間たちに拉致されて(母は離婚させられた)無理やり式を挙げさせられた。ボンボンとは結婚式当日に初めて会った。今ではとても信じられない結婚だった





田舎特有のバカみたいに大掛かりな披露宴が終わった直後にハワイへに新婚旅行。でも2人きりじゃ無く本家家族も一緒。そこでは私はずっと誰かの荷物番と荷物持ち。朝食と昼食は皆で食べたが、ディナーは私だけホテルの部屋待機。ボンボンは毎夜ベロベロに酔って部屋に戻りそのまま爆睡。よって初○は無し。とても新婚旅行とは言えないものだった。何度も隙を見て逃げようと思ったが、パスポートは取り上げられてるし金も無し。ひたすら帰国の日を待つしかなかった。

旅行から帰って来て、初めて2人きり(敷地内別居)で迎えた朝。私が朝食を作って出したらボンボンは一目見るなり本家の母屋に行ってしまった。
暫くして本家棟梁(ボンボンの父)が来て「お前は嫁として不合格。お前の父親を呼び出したからさっさと帰れ」と言われた。
バカ父が来て棟梁の前で「そこを何とか」とか言って土下座してたが聞き入れられず。この状況に全く付いていけず混乱してた私は言われるがまま身一つでバカ父と実家に戻った。
家に着くなりバカ父にボコボコに殴られた。隙を見てバカ父に頭突きを食らわして逃げ、幼馴染から電話(当時はまだ携帯は一般に普及してない)と金を借りて、母の実家にいた母と連絡を取り落ち合った。

私が不合格とされた理由は「朝食に旦那様の嫌いな物を出したから」と言う非常に下らないものだった。その時のメニューはトースト・目玉焼き(半熟状態)・グリーンサラダ・牛乳・コーヒー・果物だったと思う。その中の半熟目玉焼きとグリーンサラダがOUTで、目玉焼きはしっかり焼け、野菜は大嫌いだから目の前にも出すな…という事だったらしい。どんなお子ちゃまだよ…。30近いいい大人が。なんせ始めて会ってからボンボンとは碌に会話もしていないし、私が話しかけても碌に返事も無かった。それでどうやって好き嫌いを知ればいいんだよ。私は超能力者じゃない。

私に白羽の矢が立ったのは、短大の「家政科」卒だったから。バカ父本家は家政科=家事全てが完璧に出来る教育を受けてる、と思ってた超大バカ揃いだった。だから好き嫌いが激し過ぎるボンボンでも何とか食べさせられる料理が出来ると考えてたらしい。全く救いようがないバカ共だ。どんな腕利き料理人でも予め好き嫌いを教えて貰わなきゃどうにもできないだろうが。

バカ父に対しては、暴力振るわれて障がい(目を殴られて視力が低下した)も残った事もあり、母方伯父に弁護士紹介して貰って母の慰謝料と私の治療費+α分捕った。バカ父は金も信用も仕事(客商売をやってたが、客に娘への暴力沙汰がバレて寄り付かなくなり廃業)も無くして行方不明。今どうしてるかは不明。年も年だしこの世にはもういないかも知れん。

ボンボンと本家の方は我々が手の下しようがなくて(弁護士一応相談してみたが、慰謝料等は大した額は取れないからやるだけ無駄と言われた)放置せざるを得なかったが、神様がちゃんと仕返ししてくれてたみたいだ。

この前たまたま従弟がボンボンの地元に仕事に行く事になり、仕事の合間にボンボン家を調べてくれた。そうしたら例の本家宅は既に全く別の人の経営するマンションになっていたそうで、従弟が地元の人にボンボン一族の事をそれとなく聞いたら以下の事を教えてくれたそうだ。

ボンボンはその後も親の力で再婚→一方的離婚or嫁に逃げられ…を繰り返してたそうだが、遂に何回目かの後妻をボンボンは口論の末にコろしてしまい(しかも奥さんは妊婦だったそうな)逮捕。
今まで地元の有力者である事にかこつけて本家にいい様にあしらわれてた近所の人も警察沙汰しかもサツ人とあっては完全に本家を見限るし、故嫁さんの親に徹底的に攻撃されて本家は没落、本家関係者は皆地元を追い出されたそうだ。
それ聞いてやっと溜飲が下りたわ。亡くなられた奥さん(と赤ちゃん)には大変申し訳ないけど。

あれから私は×1がネックになって再婚が出来ず、ずっと独り身。だけど母もまだ達者だし、犬猫なんだけど愛情向ける相手がいるからまだ幸せ。



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