karou_hoikushi_woman
こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2019年01月17日 13:46
■体験談

最初の結婚は失敗に終わった。

旦那は一人っ子で、いつかは義実家の家業(地元では大きい方の会社)を継がなくてはならない事は承知してたから、最初から同居(正確には敷地内別居だが)はやむを得ないと思ってた。でも旦那は朝から夜遅くまでウトに付いて修行とやらで毎日休日も関係なくずっと会社にいて、家にはただ寝に帰るだけの生活。結婚してからは食事も一緒に食べたことがない。何のために結婚したんだが分からなかった。





そのうちトメから店番(会社には直接関係ない、単にトメの道楽の店)を命令された。朝の開店時間から夕方の閉店時までずっと店にいなければならない。毎日弁当と水筒を(近くにコンビニの類はない)持ってずーっと店に座りっぱなし。
それで客が来るんだったらまだいい。でも売ってるものはトメ手作りの、オカンアートに毛が生えた程度のシロモノ。金を貰ってでも要らねえレベル。客なんて来るわけない。

もうヒマでヒマで仕方ないので、たまたま店の片隅で見つけた残り毛糸やフェルトの切れ端でポンポンネズミ人形(毛糸でポンポン作ってフェルトで耳や目を付けたもの。子供の頃よく作ってたものだ)作って遊んでいた。気が付けば大量のネズミやウサギが机の上に。
たまたま通りかかった親子連れ(子供は3歳くらいか)がそのネズミを見て欲しいと言うのでタダで差し上げた。どうせ元は放置された不用品みたいなものだし。ママさんは恐縮してた。でも子供が元気な声で「ありがとう!」と言ってくれたのが嬉しくて、それが私への報酬ですと言ってお金は受け取らなかった。

それがきっかけで、店には近所の人達が顔を出すようになった。ご近所の人たちは私にいろいろな事を教えてくれた。この地域の習慣とか、美味しい店とか。でも一番役に立った情報は「義実家の内情」と「私旦那の動向」

義実家一族はご近所の評判は滅茶苦茶悪かった。会社を盾に社員やその家族に奴隷奉公させたり飲み屋のツケを踏み倒したり…。しかもトメの店も時々「大感謝セール」なるものを催して社員達やご近所におカンアートを買わせたり…。(私に店番押し付けたのも、近々開催予定のセールのために作品制作に集中するため)…もう呆れる話ばかり。

それ以上にショックだったのが旦那の浮気情報。私には仕事だと言っておいて旦那は実際は定時で上がってて飲み屋のはしごしてた。そして馴染みの姉ちゃん連れ出して夜の大運動会。ご近所さんが「もう私子さんが可哀そうで可哀そうで見てられなくて~」と証拠写真大量に撮ってくれていた。ありがたく頂戴してそれを武器にして離婚した。離婚手続き中にウト達が私親を勝手に借金の保証人にしてた事も発覚し、文書偽造やらの訴えも加わり徹底的に息の根を止めた。元義実家の会社は数年後に潰れたそうだ。

最初は私もご近所や社員さん達の怒りの対象だったらしい。でも子供にポンポン人形をタダであげたことで私は対象から除外され、逆に労わる対象に逆転した。人間何が切っ掛けで運命が好転するか分からないね。


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