doctor_isya_warui
548: 本当にあった怖い名無し[sage] 2014/02/11(火) 23:19:45.77 ID:0tPnA1450
芋蔓で思い出したんだけど
小1の時、よく大学病院に末期癌の祖父のお見舞いに行ったんだ
祖父は酸素吸入器をつけてゼーゼーハーハー瀕氏の状態
病室には氏の気配が充満してて、いつも凄く怖かった
お見舞いにもらった果物を祖母が食べろ食べろとすすめてくれるんだけど
氏臭が染みついてる感じがして、気味悪くてとても喉を通らなかったよ

そういう病室の空気に耐えられなくなって、ある時、僕は一人で病院内の探検に出た
大きな国立の大学病院だったんだけど、建物は大正時代チックに古くて薄暗くて天井が高くて
病棟から病棟へ渡り歩いてるうちに迷子になっちゃったんだよね
人けはないし、半ベソのパニックで彷徨ってたら、
来た時に通ったような鉄の扉があったんで、僕は必氏でその重い扉を開けた
でも、そこにあったのは廊下じゃなく、誰もいない研究室みたいな部屋……
しかも部屋中が棚だらけで、棚には大きなビーカーがズラッと並んでる






んで、ここからが現実なのか幻覚だったのか自分でも分からないんだけど
ビーカーには薄黄色い不気味な液体が入っていて、へその緒をつけた胎児だの、
人間の目玉だの、ビローンと伸び切った人間の顔の皮だのが浸されてたんだよ
いわゆるヴンダーカマー(中世ヨーロッパ貴族の猟奇コレクション)の世界って感じだった

心臓が止まるようなショックを受けたのは覚えてるけど、記憶はここで終わり
どうやって病室に戻ったのかも覚えていない
気絶したような気もするけど、それも後付の改変された記憶かもしれないな
でも、これがトラウマになって今でも病院は大の苦手
たまに病院に行っても絶対にうろついたり、得体の知れないドアを開けたりしないw

550: 本当にあった怖い名無し[sage] 2014/02/12(水) 10:23:38.17 ID:GtI7fXOu0
>>548

自分も母が末期の癌で某私立病院によく見舞いに行っていた
当時の主治医がちょっとフランクなっていうか変わった人で
いま考えると本当にどうかと思うんだけど女子中学生だった自分に
「退屈じゃない?珍しいもの見せてあげようか?」って
人体標本の瓶がずらっと棚に並んだ部屋に案内してくれた

片手だったり眼球だったり未熟児だったり皮膚つきの脂肪塊だったり
大小の瓶の中に
>>548
が見たのとたぶん同じようなものがいっぱい
「これは手術で切除したものですか?」などと真面目な質問をしながら
内心「珍しいもの見たったウヒョヒョwww」って喜んでた自分がちょっと怖い

560: 本当にあった怖い名無し[sage] 2014/02/12(水) 19:45:29.41 ID:bzhe67gJ0
>>550

そういう部屋ってホントにあるんだ
そりゃ子供が見たら気絶するわ

引用元: ・ほんのりと怖い話スレ その100




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